自分磨きの新しいスタイル

空手初心者のあなたへ─
道着を身につけ、帯をギュッと結んだら、
心がキュッと引き締まり、いつもと違う自分になる。
そんな効果が、空手にはある。
真っ白い道着で気分を変えて、新しい自分磨きを始めよう!

基本は三戦立ち

稽古の基本は歩行法からです。中国の移動手段を示す「南舟北馬」という言葉にもあるように、南側の船を使用する土地で生まれた南派少林拳は、大きく飛び跳ねず、足場を固めてバランスを重視した動きを基本とします。また、軽妙な首里手と違い、那覇手の剛柔流は、重厚感のある形と接近戦の組手が特徴です。
三戦立ちの歩行によって、日常の動きのように左右に重心を移さず、内転筋を使って中心軸でバランスを取る動きを体に覚え込ませていきます。

猫足立ちは前後のバランス

人は歩く時、片足に重心を預け、左右だけでなく、前後にもバランスを崩しながら歩いています。猫足立ちは、後ろ足に体重を乗せ、前に出した足の裏全体を柔らかく使って、かかとからつま先へと微妙に重心を移しながら歩きます。日常生活とは違った歩き方で、身体のブレを無くし、バランスを整えていきます。
ここでは、突きや蹴りの動きは割愛します。剛柔流の技は、手足を力ませず、体幹の筋肉を使います。これについては、実際の稽古でお伝えします。

沖縄伝来の鍛錬法

剛柔流は、体幹を使って手足を力ませないのが特徴です。基本的な体の使い方は、形を繰り返して身につけます。いつか腕が力まなくなった時、相手の動きをコントロールできるようになります。蹴りも同じように、ひざ下を軽く振るようにして、近い間合いで、相手の内側外側を柔軟に蹴り分けられるようになります。
相手を翻弄して動きを固めた上で、間合いを詰めて技を掛けます。殴り合いや蹴り合いはせず、掛け手で相手の動きを制します。

基本の技から形、呼吸法を探究

突き蹴り受けの基本の技、三戦・猫足・四股・前屈などの歩行、そして剛柔流の形を繰り返すことで、相手を殴ろう蹴ろうという思いを無くして、技を自由に使えるようにしていきます。
相手を傷つけることが空手の目的ではなく、稽古を続け鍛錬を繰り返して技を磨いていく修行の過程そのものが目的です。いつか南派少林拳を源流とする剛柔流の動きに身体が一致した時、心から余計な思いが消え、相手の動きに合わせて、自由に技が使える不思議さに驚嘆する日が来るはずです。

Y.Sさん(50代女性)
剛柔流拳剛館門下生として4か月、毎回が学びの連続です。
親の介護・・中間管理職の辛さ・・迎える健康不安・・・その時に偶然見た「沖縄空手」は眠っていた昔の憧れを呼び覚ました。
そこには「人に打たれず、人打たず事なきを基とするなり」「相手は自分」「心の我慢」「空手は型にあり」「謝る勇気」と。こんなふうに「空手」というものを見る視点ももたず、遠い、憧れの「別物」と信じていたのです。沖縄空手の歴史、流派の歴史、調べて学んで、「これは凄い」と感動しました。次は、この「精神的肉体的修行と型」とやらを経験してみないと・・・。出会いは縁があるからこそ、引き寄せるものであり、自ら求めるからこそ、手にできる。やっと自分にフィットする世界に出会った感じです。空手でなくても武術ならよかったのか?ではなく、この「沖縄空手」だからこそ学びたかったのですから。
私たちの館長は
「今に身体が自然と覚えてきます。ゆっくりゆっくりでいいですから」といつもおっしゃってくださいます。「基が大事」そう基本が大事なのです。
そういえば、?十年前の若かりし頃、社会人としてスタートしたとき必至の技術研修も同じだったなぁ~長年の「自分の身に憑いたたくさんの鎧」を感じました。
思いきって好きなことを実践してみて、発見の連続です。
基本練習や三戦を覚えるのに3か月(笑)。覚えるといっても、まだ、型についていくのが やっとですから、台所でおしゃもじを持ちつつ、ふと三戦の動きを確認したり、運転中に呼吸法など必至です。(丹田呼吸は有酸素運動なので、とても身体が軽くなります)
最近は、憧れの「撃砕一」を学んでおりますが、先日、途中の「型」が抜けたときに、「あれ?おかしい」と感じながらも続けていた時、館長に指摘を受けて、「身体が自然と自由に覚えていく」という意味を気づかせてもらいました。練習、修行は嘘をつかないのです。毎回2時間の練習時間は「固い脳を活性化」もうフル回転です。今日覚えたことの半分は次回には忘れていく・・何度も繰り返しです。若いみなさんの3倍以上の時間がかかるのですから。
館長語録
「焦らず、ちょっとずつ進んで行きましょう。
まずは三戦から、半円描いて、半円描いて、一歩一歩。いつか角の取れた丸い人になれるように。
敵が無く無事なことが武術の要諦だと思います。」
こんな、やさしい、活きた言葉を門下生にかけてくださいます。
私たちが生きている社会の厳しさはさまざまな形で、心に、身体に、入りこんできます。
沖縄空手を学び「その先に何があるのか?」、まだ見ぬ未来の自分の在り様に「期待」しつつ、楽しく、ゆっくり、確実に自分なりの型を身につけていきたいと念じずにはおれません。
目立たず、静かに、でもしっかりと自分らしく・・・そんな生き方ができたら空手がもっと近くなるはず・・・スーッ、ハア―ッ・・おっとっと!足は半円だった・・<(`^´)>
初老マドンナS
S.Yさん(40代女性)
冬になったら趣味のランニングができなくなって運動不足になっちゃう、ということで、Kさんに紹介いただき、ごく軽~い気持ちで始めた空手です。(小池先生かっこいいし、という不純な動機もあったりなかったり。)
でも1年近くも続けられるとは思っていませんでした。
なにより蹴りが楽しいんです。普段の生活において、蹴る、という動作をまずすることがないので、前蹴りと回し蹴りの時は楽しくてニヤニヤしながらやっています。(先生、ごめんなさい。ふざけてるわけではないんです。)
形を覚えていくのも、すごく楽しい作業です。初めは何のことかさっぱりわからずやっていても、だんだんと一つひとつの意味を理解するにつれ、楽しさが倍増 します。丹田や軸のことなど、自分の体が思うように動かないのでイライラもしますが、だからこそ、少しずつできていくときの喜びもひとしおなのでしょうね 。
「黒帯を取ってJICAボランティアで海外の子どもに空手を教える」を目標に、これからもがんばっていきます。(半分冗談、半分本気?!)
Y.K(40代男性)
空手をはじめたのは去年の暮れから。ようやく半年が過ぎようとしています。練習も面白かったので何とか都合つけては通ったので、最近帯の色も黄色に変わってなんだか嬉しさと恥ずかしさが同居しています。
空手は昔からやってみたかったのですが、やっぱりおっかないというイメージとついて行けるかなという体力的な不安があり、おまけに職業的な都合(鍼灸師しています)で指や手を怪我するとかなり困ったことになるので足踏みをしていました。あと、この年(30代半ば)からはじめる人なんかいるのかな?みたいなものもありましたね。
職業的に人を支えることが多いので自分自身の強さも必要になるし、なにより人と向き合っていく時に時折感じる不安感を打破したいという、何か突破口的なものが欲しかったのもあったと思います。それと、動きの少ない仕事なので汗をびっしょりかくようなことがしたいとも思っていたのも事実です。
そんなこんなでいろんな空手のホームページをみて、練習風景の画面から怖そうなものはあまり感じられなく、どうやら手を怪我することもしなさそうだということ、先生も失礼ながら武人ぽく見えないというか、紳士的な雰囲気でしたからいいかなと思い、それでも2ヶ月ほどいくかどうか悩んでいました。
30代も過ぎると体力が衰えて行く自分が自覚できるようになり、なるべく早くはじめたいなという思いと手を怪我すると困るしという思いが葛藤していました。
そしてある日、やりたいことをやらずにいて、この先本当に体力に自信がなくなったとき「若いころにやっておけばよかった」みたいなことは人生後悔するなと思ったので、ホームページを再び見てメールでの問い合わせの欄で「エイヤッ」とばかりに体験希望のメールを送りました。
返事のメールがすぐ来てもう引き返せないという思いと一歩前に出れた自分が嬉しかったですね。今考えるとそれだけ怖かったのでしょうね。
そしていよいよ稽古の初日。今でも忘れません。教室には先生がいて挨拶をすると案外普通の人で一安心。(すみません)
で、構え方、歩き方、受けの仕方、突きの仕方、何でこのような動きをするのかを丁寧に理論付けして教えていただきました。ただ、漠然とついたりけったりするのかなって思っていたのですが、古来の人の動きは無駄なく、身体にとってよいものばかりで職業柄感嘆の思いでした。身体の動かし方を学ぶだけでも価値がある と思います。
稽古は無我夢中でしたが翌日は体中筋肉痛。でも、やれたという思いとこれから続けていったらどこまでいけるのだろうという嬉しさで満足感一杯でした。
だから毎回稽古に行くのが楽しくて、一つ新しいことを教わると一つ自分が強くなった気がしたし、がんばっている自分が嬉しくなりました。
たしか最初の三ヶ月ぐらいはしんどかったのですが、そのうち身体も慣れてきたのかあまり筋肉痛は感じられなくなりました。その代わり患者さんから「肩幅が広くなったてきたね。」とか、「ウエストも細く見えるようになった」とか言われるようになり、スーツがパッツパツになり筋肉がついてきたのがわかりました。体重はほとんど変わっていないので締まってきたのだと思います。
それと、体力的に疲れにくくなり、むしろ運動をもっとしたいと思えるくらいになりまして身体を動かす趣味が2~3個増えました。
道着をまとい、帯を締めてする武道というのは気持ち的にもしゃんとさせてくれます。忘れていた自分の中の強さを思い出させてくれ、精神的な骨格というか、自分の中の芯が空手のおかげで一つしっかりとできたように思います。
いい面で人生に影響を与えてくれたと思いますし、やはり健康的で良いですね。
でもまだまだ空手の奥は深そうですし生涯やれそうです。この先2年、3年、10年、20年と経ったときの自分が楽しみでもあります。
先生の人柄も温かいし一緒に練習する方々もいい人ぞろいで居心地が良いです。型を一つ覚えるのは大変ですが、うまくいったときは結構自分に酔えますよ。
Y.Mさん(40代男性)
小池先生の空手教室に通い始めて3ヶ月が経ちました。はじめは続くかなあという不安がかなりありましたが、今では練習の日が楽しく感じられます。
私は、以前別の流派の道場に3ヶ月程通いましたが、実戦や荒々しい強さを前面に出された練習に心身の疲労がたまり、仕事との両立は難しいと思い、続けることができませんでした。
しかし、小池先生の空手教室は、強制や圧迫がなく、自分のペースで練習ができますし、指導もそれぞれの進み具合に応じて丁寧になされています。
そのおかげで、覚えが悪いとか、体が硬いといった当初自分が抱いていた不安を気にすることなく、楽しく練習に参加できています。
練習を楽しく感じられることで自然と続けることができますし、継続することで少しずつ日々の生活にも前向きなエネルギーを得られているような気がしています。
F.Yさん(40代女性)
中学生の娘の精神力を鍛えるために「何か武道を」と思いたち、ネットで色々検索しましたが、「大手の空手教室」の師範は何だか怖そうだし、どうも敷居が高くて・・・。
そんな折りにこのサイトを見つけ、娘に見せたところ「空手なんて・・・」と最初しぶっていた娘もあっさり「ここならいい」と言うので、体験入門をへて中学生の娘2人と一緒に母娘3人で習っています。
小池先生は、とても優しく丁寧に教えてくださるので、運動オンチで何をやっても長続きしなかった私でもムリなく続けられています^^;
「空手って・・瓦割りデスカ?」程度の知識しかなく、まさか自分が空手を習い始めるなんて夢にも思っていませんでしたが、今では「上段受け」「中段突き」「下段払い」と言われると体が反応出来るので、たった2~3ヶ月程度でも変わるもんなんだなーと、 何事もやってみなきゃわからないもんだとつくづく思っています。
今は「形」を覚えるのが楽しいです♪
今までは休みの日はだらだらとすごしていましたが、親子で一緒に同じことに取り組めるのはとてもイイことですね!
空手を通して娘達が今の時代に忘れ去られている何かを学んでくれたら・・・と思っています。

 拳剛館  剛柔流空手道  教室案内  入門者募集  空手日記